埼玉県草加市内で貸し農園、市民農園で野菜作りを始めたい方に、貸し農園の利用の仕方、注意点、そして初心者におすすめの貸し農園についてまとめています。
草加市内の初心者おすすめの貸し農園の一つには「菜園アドバイザーのサポート付」「農具、肥料、種苗込み」「トイレ、水道、休憩小屋などの設備」で駐車場があって車でも行ける『シェア畑』があります。
草加市内では清門に1カ所あります(記事作成時点)。
シェア畑 (広告)
目次
貸し農園とは?
賃貸で家を借りて家賃を払うのと同じで、農園の区画を借りてその利用料金を支払います。
全国的に貸し農園は、以前は草加など市区町村が運営(又は案内)している市民農園が一般的でした。
しかし最近では民間の会社が運営する貸し農園が増えて来ています。
草加市内の貸し農園について
草加市内の市民農園、貸し農園について簡単にまとめてみました。
*内容、その他については記事更新時点(2021年9月)でのインターネットに公開されている情報を元に作成しています。お手数ですがご覧になった時点での最新情報は外部リンク先でご確認下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
シェア畑 |
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草加市の市民農園 |
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草加市のホームページで案内されている市民農園は、どちらかといえば、経験者向けといえます。
草加市に限らず、一般的な従来の市民農園では、空きが出る事が少ないことから、募集も少なく抽選の場合も多いです。
トイレや駐車場の記載がなかったり、必要なものは自分で揃える必要があったりで、初心者には、正直なところ、敷居が高い、といえます。
逆に、ある程度野菜作り経験者で、農園のすぐお近くにお住まいの方であれば、料金は安いので、市民農園はおすすめです。
一方、「農園野菜作り初心者目線」で運営しているのが「シェア畑」など民間会社が運営する貸し農園です。
野菜作り初心者の方は、何をどれだけ用意して、結局どれだけかかるのか?は分からないので不安な部分もあります。
初心者におすすめの貸し農園は?
初心者が手軽に美味しい野菜作りを始めるのでしたら、(株)アグリメディアが運営していますシェア畑がおすすめです。
草加、そして埼玉県内、首都圏で多くの貸し農園を展開しています。
農園野菜作り初心者、いや、野菜作り自体ガーデニングも含めて初めての方にも支持されているシェア畑の3つの特徴は下記の通リです。
手ブラで通える
季節ごとの野菜の種や苗、重たい肥料、重たい農具や刃物、農具以外に必要な様々な資材も全て畑に常備されています。
草加市で案内している従来型の市民農園の多くは、トイレや駐車場がないところが多いですが、シエア畑の多くの貸し農園では、それらが用意されています。
手ブラでいけますので、休日はもちろん、通勤帰りや買い物ついでに農作業!が可能なのが人気となっています。
無農薬野菜を自分で栽培、安心、美味しい
化学農薬は一切使わず、牛糞、鶏糞たい肥や油かすなど自然由来の有機質肥料のみ、農園に常備されています。
お子さんにも安心で獲れたてを食べることが出来るので歯ごたえも甘みも旨みも格別で美味しい!
菜園アドバイザー!初めての方も安心
プロの農家や菜園アドバイザーが講師となり、育て方の講習会を毎月開催。
ぼぼ駐在しているので、菜園アドバイザーが親身になって教えてくれる点が、従来の一般的市民農園と違うところです。
初めての方はもちろん、市民農園、家庭菜園で失敗をした!と思っている方にも安心ですね。
基本、野菜作りを自分で楽しむ、コンセプトですが、出張など不在がちな方には栽培代行サービス(有料)もあります。
友人や知人との共同利用ができます
草加市など一般的な市民農園、市民農園の多くは申し込んだ本人やその家族しか利用ができません。
ところがシェア畑は家族以外の知人友人と一緒にレンタル畑での野菜作りができます。
料金が高めのシェア畑ですが、この場合、本人同士お互いの取り決めで、知人友人と料金の折半(ワリカン)も可能なので費用負担も少なくなりますね。
貸し農園を比較
民間が運営する貸し農園(シェア畑を例にしています)と草加市など市区町村が案内する従来の一般的な市民農園とを比較して表にしました。
シェア畑 | 従来の一般的な市民農園 | |
種、苗、肥料などの準備 | 必要なし料金込み | 基本的に自分で準備 |
アドバイザー | 駐在 | 基本的に不在 |
トイレ水道休憩所駐車場 | 有り | 多くの所で無し |
応募方法 | 空きがあればその都度受付 | 年1回で抽選 |
無料見学、共同利用 | 有り | 多くの所で無し |
野菜作り講習会 | 有り*BBQ可も | 多くの所で無し |
利用料金 | 〇 | ◎ |
初心者向け | ◎ | △ |
経験者向け | ○ | ◎ |
実際に貸し農園を利用されている方は?
シェア畑の料金は趣味の習い事や教室に通うのと同じような料金体系です。
ですが、他の習い事に通う場合と違うメリットは「自分で作った摘みたての野菜に感動して、そして美味しく食べられる」「週末、休日に土いじり&アウトドア」etc・・・の点ですね。
その点も踏まえながら、実際利用されている方はどんな方なの?という事で下記にまとめてみました。
- 野菜作りを趣味にして自作の新鮮野菜を美味しく食べよう!という方
- 家庭菜園で上手くいかなかったので、サポート付きなら安心!で再度野菜作りに挑戦されている方
- リタイア後、定年退職後の趣味や夫婦の共通の趣味で始められた方
- 子供の食育も兼ねて、家族友人みんなでアウトドアで自作新鮮野菜を美味しく食べよう!という方
貸し農園の利用方法は先ず無料見学!
先ずはネットから菜園アドバイザーが出勤している日時を選んで無料見学の申込みをします。
土日の日中は結構おられるようですし、週2日ぐらいお休みの出勤シフトのようです。
出勤日と予定が合わない方は調整可能と、公式サイトには書いていますので、先ずはネットから無料見学を申し込まれて、自分の目で見て、詳細を直接アドバイザーからお聞きになる事をおすすめします。
市民農園、貸し農園一覧
シェア畑など草加市内にある貸し農園、そして市民農園、草加市が案内している農園をいくつかピックアップして一覧にしました。
*開園情報、募集状況の詳細などは2021年9月時点の情報を元に作成しています。当ページをご覧いただいた時点での詳細に関しましては、お手数ですが外部リンク先の公式サイトでご確認下さいませ。
シェア畑草加(草加市)
- シェア畑が運営する「貸し農園」
- 埼玉県草加市清門一丁目260
- 農具資材、種苗・肥料、アドバイザーサポートは料金に込み
- トイレ、水道、休憩スペース、駐車場あり
- 草加インターから車で5分、獨協大学前駅からバス、新田駅東口行「清門南」バス亭から、など
- 空きあり、無料見学受付中
その他草加市貸し農園、市民農園
草加市が案内している市民農園についていくつかピックアップしました。
稲荷農園 |
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栄町農園 |
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青柳上農園 |
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綾瀬川さくら農園 |
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笹塚農園 |
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*草加市の市民農園の詳細は公式サイト(草加市ホームページでの案内はこちら)でご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
貸し農園には運営スタイルで2種類
シェア畑を例にしますと、その運営スタイルの違いで「シェア畑」と呼ばれるものと「体験農園」とよばれるものの2種類があります。
「シェア畑」は年間の作付計画に従って、野菜作りを体験できて、自分の希望に沿った作付が可能です。
ただし種や苗の料金は初めに含まれていますので、作付変更の場合は自分で種や苗を用意する必要があります。
一方「体験農園」は年間の作付計画に従って、野菜作りを体験する、というスタイルです。
決められた計画に従って進めて行きますので、自由に作付作物を変更する事は出来ません。
貸し農園シェア畑の支払い方法は?
草加市に関わらず、全国的にシェア畑の支払い方法は「銀行引き落とし」です(クレジットカードは使えません)。
又、基本的に「年間一括払い」ですが、月払いも選択できる農園もある、との事です。
貸し農園シェア畑の解約方法は?
先程の支払い方法もそうですが、解約方法も実際の詳細のところは無料見学を申し込まれてお聞きになられて下さいませ。
ここではネット上に公開されている情報を元にまとめています。
- 契約期間は1年で中途解約はできません(他の市民農園も同様です)
- 解約は契約が終わる3ヵ月以上前に菜園アドバイザーから「農園利用解除申請書」をもらって記入して提出します
- その他契約が終わる3ヵ月以上前に電話、会員サイト、お問合せフォームから連絡して解約を申し込めます
草加市の貸し農園、市民農園の話題
草加市のホームページなどで案内している市民農園、貸し農園では、他の市町村自治体と同じく、空きがでないので、キャンセル待ち、などの状態です。
年会費(入園料)は5坪で6,000円から11,000円、10坪で12,000円から19,000円と安くなっています。
一方、駐車場やトイレ、水道などの記述は見つけることができませんでしたので、各市民農園、貸し農園のお近くにお住まいの方には、利用料金も安く、おすすめといえます。
又、民間が運営する貸し農園のように「菜園アドバイザー」などのアドバイスをしてくれる方の記述も見つけられませでしたので、農園野菜つくり経験者向け、と言えます。
そういう意味では、草加市で案内している市民農園は他の一般的な市民農園と同じく、野菜つくり初心者向けではないかもしれません。
利用料金単独では高くなりますが、「シェア畑」のようにソフト・ハード面も対応している、民間が運営する貸し農園がおすすめ、といえます。
貸し農園おすすめ一覧
貸し農園でのトラブル
- 隣人:区画が隣接しているので作物のはみだしなどで
- 管理人・菜園アドバイザー:アドバイスは有難いが干渉されるのを嫌う場合も出てくる
- 雑草の処理:月に数回は農園へ足を運ぶ必要があり、これを怠れば隣人への迷惑となる。又自分の周辺区画の雑草は野菜の生育にも関係する
- 農薬の使用方法:農薬の使用にはルールがある、無農薬で育てたい人とのトラブル、逆に虫が多く発生した場合野菜栽培に影響
貸し農園のルールをよく理解する事、そして貸し農園内でのコミュニケーションも心がける事がよいです。
貸し農園で作る野菜について
病害虫にも比較的強く、栽培方法も簡単で、家庭菜園や貸し農園野菜つくりが初めての方でも育てやすい野菜を紹介します。
春植え |
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夏植え | ししとう、ゴーヤ(にがうり)、トウモロコシ、オクラなど |
秋に植える |
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口コミ!貸し農園野菜つくり初心者
- ベランダのプランターで細々と花や野菜を栽培している程度だったのに、新聞のチラシに「貸し農園オープン」のお知らせを見つけで始めました。コロナで外出がままならない頃に、自分の畑には気兼ねなく行くことができ、貸し農園野菜つくりを楽しんでいます。
- 最初に必要な道具はいろいろありますが、長靴(泥や土がかなり付くので必ず履き替えます)、軍手(土いじりに必須)、ジョウロにクワにスコップ(これらは民間の貸し農園では常備されていることが多い)の3つが挙げられます。
- 貸し農園野菜つくりを始めてよかったこと「時間を忘れて没頭できる」「子どもと共同作業ができる」「子どもが野菜に興味を持つようになる」などです。逆に害虫「あおむしを敵対視して大嫌いになる事(笑)」も感想の一つです。
貸し農園初心者におすすめの野菜
「夏野菜」といわれるものがおすすめで、シェア畑利用者によるアンケートでも以下のように、上位は夏野菜になっています。
- 1位:トマト
- 2位:キュウリ
- 3位:ナス
- 4位:スイカ
- 5位:枝豆
- 6位:ミニトマト
以下、サトイモ、そらまめ、とうもろこし、ブロッコリー、玉ねぎ、ネギ、大根etcと続きます。
家庭菜園でも同様ですが、畑野菜つくりでも先ずは夏野菜、きゅうり、なす、トマトなどから始めて、自分で作った喜び(感動)とともに美味しくいただくのが良いでしょう。
トマト
- 収穫時期は7月から8月頃。トマトの苗を5月上旬ごろに植えて秋に収穫する
- 一番花が咲いて約50日で収穫
- 強い光が当たる場所、昼と夜の温度差のあるところが良い、日当たりと風通しの良いところ
- トマトの苗は植え付け時期のひと月前ぐらい(4月頃)に園芸店やホームセンター等で販売が開始される
- 良い苗:茎は主枝は短くてえんぴつ以上の太さで、がっちりしているもの、節間が短いもの
- トマトの苗の葉:葉に関しては、鮮やかで濃い色が理想、葉の裏に病害虫が発生していないか確認、花やつぼみがたくさんついている苗を選ぶ
キュウリ
- キュウリの苗を4月下旬から5月中旬頃に植えれば、収穫までおよそ60日ぐらい
- キュウリは暖かい気候を成長も早く生育適温は20から30℃
- キュウリの旬の時期:夏野菜なので6から9月頃が最もおいしい旬の時期
- 1株からきゅうり100本採ることも可能、たくさん収穫できる
- 支柱は、両サイドに1本ずつと上部に1本設置、全体にネットを張る(ツルがからみつきやすくするため)
- キュウリは連作障害を起こすので、地植えの場合は2から3年空けてから同じ場所に植える
- 水やり:開花が始まるまでは1週間に1から2回程(×毎日)開花から収穫までは、朝と夕方の2回、用土の表面を一旦乾かしてから水やりをする
ナス
- 耕土の深い肥沃な畑が適し、肥料を切らさないようにすると長期間多量に収穫でき、1本の株から100本以上を収穫するこも可能
- ナスはトマトなどと同じで3年から4年休みと連作障害なしに作って行くことができる
- ナスが育たない主な原因としてあげられる事は、1栽培時期があっていない、2日当たりが悪い、3気温が低い、4株間が狭い、5土壌が合っていない、6水不足、7肥料不足、8連作をしている、9害虫の被害にあっている、10病害に合っているなど。これらは、貸し農園でナスを植えて収穫していくうえで必要なポイントとなります
- 水やりの回数や頻度:土の表面が乾燥してきたタイミングで行い、又 過多な水やりは病害の原因となるので注意。果実の収穫が始まる頃になると気温も高くなり水をたくさん吸収するので、朝と夕方の2回水やり、とその頻度を増やす
貸し農園の話題・・・
連作障害とは?
貸し農園で長期にわたって畑野菜つくりをしていくうえで知っておきたい「連作障害」についてです。
連作障害とは、同一作物(同じ科の野菜)を同じ圃場で繰り返しつくり続けることによって生育不良となり、収量が落ちてしまう障害のことです。
同じ作物をつくり続けると、土壌の成分バランスが崩れるだけではなく、その作物を好む菌や病害虫の密度が高くなるため、微生物に偏りが出てその科特有の病気になりやすい・・・などが原因とされています。