三田市内で貸し農園、市民農園で野菜作りを始めたい方に、貸し農園の利用の仕方、注意点、そして初心者にもおすすめの貸し農園についてまとめています。
三田市内の初心者おすすめの貸し農園の一つには「農園アドバイザーのサポート付」「道具、肥料込み」「トイレ、水道、休憩小屋などの設備」や駐車場があって車でも行けるところも多い(詳細は各農園によって違います)『体験農園マイファーム』があります。
三田市内では池尻に1ヶ所あります(記事作成時点)。
マイファーム (広告)
目次
貸し農園とは?
貸し農園は、レンタル畑とも言われており、野菜作りの為に畑を貸し出している農園の事です。
賃貸で家を借りて家賃を払うのと同じで、農園の区画を借りてその利用料金を支払います。
従来、全国的に貸し農園は、三田など市区町村が運営(又は案内)している市民農園が一般的でした。
しかし最近では民間の会社が運営する貸し農園が増えて来ています。
三田市内の貸し農園について
三田市内の市民農園、貸し農園について簡単にまとめてみました。
*内容、その他については記事更新時点(2020年10月)でのインターネットに公開されている情報を元に作成しています。お手数ですがご覧になった時点での最新情報は外部リンク先でご確認下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
体験農園マイファーム |
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シェア畑 |
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三田で貸し農園は大きく分けて2種類
三田市のホームページで案内されている市民農園は、どちらかといえば経験者向けといえます。
三田市に限らず、自治体が運営に協力したり又は案内する一般的な従来の市民農園では、空きがなかなかでないだけではなく、募集も少ないので、応募者多数によって抽選になる場合が多いです。
休憩場、トイレなどの記載がなかったり(*三田市で案内する市民農園はトイレの記載があります)、必要なものは自分で揃える必要があったりで、初心者には、正直なところ、敷居が高いのでは?と思います。
逆に、ある程度野菜作り経験者で、農園のすぐお近くにお住まいの方であれば、利用料金は安いので、市民農園はおすすめです。
一方、「農園野菜作り初心者目線」で運営しているのが「マイファーム」など民間会社が運営する貸し農園です。
野菜作り初心者の方は、何をどれだけ用意して、結局どれだけかかるのか?は分からないので不安な部分もあります。
初心者におすすめの貸し農園は?
初心者が手軽に野菜作りを始めるのでしたら、(株)マイファームが運営しています「体験農園マイファーム」がおすすめです。
三田、そして三田愛知以外でも首都圏、京阪神で約多くの貸し農園を展開し、全国で100もの貸し農園をやっており、実績は申し分ないでしょう。
農園野菜作り初心者、いや、野菜作り自体ガーデニングも含めて初めての方にも支持されているマイファームの3つの特徴は下記の通リです。
手ブラで行ける
マイファームでは、種苗は自分で用意する必要がありますが、重たい道具や肥料は農園にありますので、気軽に行けますね。
三田市が案内している多くの市民農園では、トイレや休憩場がありませんが、マイファームの多くの貸し農園では、トイレ、休憩小屋や駐車場も含めて用意されているところ(車で行けるところ!)も多いです。
手ブラでいけますので、休日はもちろん、通勤帰りや買い物ついでに農作業!が可能なのが人気となっています。
無農薬野菜を自分で栽培、安心、美味しい
子供も安全に楽しめる!と農薬を使わず、有機質肥料を使って栽培することが、体験農園マイファームの基本方針です。
お子さんにも安心で獲れたてを食べることが出来るので歯ごたえも甘みも旨みも格別で美味しい!
農園アドバイザー!初めての方も安心
プロの農家さんや農園アドバイザーがいろいろと教えてくれますので、野菜作り初心者の方にも安心です。
こういう点が、従来の一般的な市民農園と違うところですね。
初めての方はもちろん、市民農園、家庭菜園で失敗をした!という経験の方も多く利用されています。
個性豊かな「自産自消(農園)アドバイザー」たちによって週末に各地でイベントも開催され、 農園で生まれる自然な会話、仲間との語らいを楽しまれる利用者さんも多いです。
2年以上も継続契約ができる
三田市など一般的な市民農園、市民農園の多くは2年以上の継続が難しい場合もあります。
ところがマイファームでは、一般の市民農園とは異なり、2年以上の継続利用が可能なので「土づくり」にこだわることができるのもメリットです。
貸し農園を比較
民間が運営する貸し農園(マイファームを例にしています)と三田市など市区町村が案内する従来の一般的な市民農園とを比較して表にしました。
マイファーム | 従来の一般的な市民農園 | |
道具、肥料などの準備 | 必要なし料金込み | 基本的に自分で準備 |
アドバイザー | 駐在 | 基本的に不在 |
トイレ水道休憩所駐車場 | 多くの所で有り | 多くの所で無し |
応募方法 | 空きがあればその都度受付 | 年1回応募、抽選も |
無料見学 | 有り | 多くの所で無し |
野菜作り講習会(イベント) | 有り | 多くの所で無し |
利用料金 | 〇 | ◎ |
初心者向け | ◎ | △ |
経験者向け | ○ | ◎ |
実際に貸し農園を利用されている方は?
マイファームの料金は趣味の習い事や教室に通うのと同じような料金体系です。
ですが、他の習い事に通う場合と違うメリットは「自分で作った摘みたての野菜に感動して、そして美味しく食べられる」「週末、休日に土いじり&アウトドア」etc・・・の点ですね。
その点も踏まえながら、実際利用されている方はどんな方なの?という事で下記にまとめてみました。
- 野菜作りしかも無農薬野菜菜作りを趣味にして自分で作った新鮮野菜を美味しく食べたい!という方
- 家庭菜園で上手くいかなかったので、サポート付きならできるかも!と再度野菜作りに挑戦されている方
- リタイア後、定年退職後の趣味や夫婦の共通の趣味で始められた方
- 子供の食育も兼ねて、家族友人みんなで「お近く」アウトドアを週末休日定例行事として楽しみたい方
貸し農園の利用方法は先ず無料見学!
先ずはネットから菜園アドバイザーが出勤している日時を選んで無料見学の申込みをします。
週2日ぐらいの出勤シフトのようです。
出勤日と予定が合わない方は調整可能と、公式サイトには書いていますので、先ずはネットから無料見学を申し込まれて、自分の目で見て、詳細を直接アドバイザーからお聞きになる事をおすすめします。
市民農園、貸し農園一覧
マイファームなど三田市内にある貸し農園、そして市民農園、三田市が案内している農園をいくつかピックアップして一覧にしました。
*開園情報、募集状況の詳細などは2020年10月時点の情報を元に作成しています。当ページをご覧いただいた時点での詳細に関しましては、お手数ですが外部リンク先の公式サイトでご確認下さいませ。
三田農園
- 月額利用料:3,300円、区画面積:16㎡、月額利用料:5,500円、区画面積:50㎡の2種類
- 兵庫県三田市池尻672-1
- 道具、肥料、堆肥や資材(一部)、農園アドバイザーのサポートは料金に込み
- 休憩小屋、貯水タンク、トイレ、駐車場あり、車での来園可
- 車の利用がおすすめ
- 空きあり、無料見学受付中
その他三田市貸し農園、市民農園
三田市が案内している市民農園についていくつかピックアップしました。
三田市ふれあい農園 |
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三田農園(体験農園) | 〒669-1548 兵庫県三田市池尻672−1 |
宮脇ふれあい農園 | 三田市、30㎡あたり13,000円など |
永沢寺市民農園 | 三田市、30㎡あたり20,000円など |
グリーンHIRO | 三田市、94㎡あたり15,000円 |
*三田市の市民農園(三田市ふれあい農園)の詳細は公式サイト(三田市ホームページでの案内はこちら)などでご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
三田市の貸し農園の話題
三田市のホームページで案内されている貸し農園、市民農園には「三田市ふれあい農園」があります。
- 共同農機具倉庫、コンポスト(有機物を微生物の働きで分解させて堆肥にする処理方法)、6箇所の給水設備があります。
- トイレ、駐車場はガラス工芸館(農園近くの施設、農園からガラス工芸館までは徒歩3分、但し休刊日は火曜日)が利用できる。
- 農機具の無料貸出し(くわ、スコップ、レイキ、ジョウロ等、管理機、一輪車
- 給水蛇口が区画のすぐそばにある(15m間隔で6箇所の蛇口)。
- 獣害防止電気柵設置(イノシシ、シカの被害を防ぐため)
- 農園利用資格:三田市内在住、在勤者、三田市内に事務所(事業所)がある個人法人団体で、自ら農園を使用し、耕作することができる人。
- 初年度の農園の使用期間は、使用許可日からその年度の3月31日まで
- 2年目以降は4月1日から翌年3月31日までの1年間
- 使用希望区画の申込みが重複した場合は抽選
- 毎年3月に次年度の更新手続きが必要
- 利用料金:15㎡で月1,000円、30㎡で月1,600円、60㎡で月2,500円など
三田市が案内する市民農園と民間運営の貸し農園の違いは?
三田市が案内する市民農園は三田市に在住する人しか借りる資格がありません。
車で行けるので便利なのですが、近隣の市町村の方は利用できない事になります。
又、道具や水道などが揃っていますが、体験マイファームのような民間が運営する貸し農園のように、「農園アドバイザー」のようなサポートがありませんので、農園野菜作り初心者にはやはり敷居がたかいのかもしれません。
その分利用料金は安くなっています。
貸し農園おすすめ一覧
貸し農園でのトラブル
- 隣人:区画が隣接しているので作物のはみだしなどで
- 管理人・菜園アドバイザー:アドバイスは有難いが干渉されるのを嫌う場合も出てくる
- 雑草の処理:月に数回は農園へ足を運ぶ必要があり、これを怠れば隣人への迷惑となる。又自分の周辺区画の雑草は野菜の生育にも関係する
- 農薬の使用方法:農薬の使用にはルールがある、無農薬で育てたい人とのトラブル、逆に虫が多く発生した場合野菜栽培に影響
貸し農園のルールをよく理解する事、そして貸し農園内でのコミュニケーションも心がける事がよいです。
貸し農園で作る野菜について
病害虫にも比較的強く、栽培方法も簡単で、家庭菜園や貸し農園野菜つくりが初めての方でも育てやすい野菜を紹介します。
春植え |
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夏植え | ししとう、ゴーヤ(にがうり)、トウモロコシ、オクラなど |
秋に植える |
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口コミ!貸し農園野菜つくり初心者
- ベランダのプランターで細々と花や野菜を栽培している程度だったのに、新聞のチラシに「貸し農園オープン」のお知らせを見つけで始めました。コロナで外出がままならない頃に、自分の畑には気兼ねなく行くことができ、貸し農園野菜つくりを楽しんでいます。
- 最初に必要な道具はいろいろありますが、長靴(泥や土がかなり付くので必ず履き替えます)、軍手(土いじりに必須)、ジョウロにクワにスコップ(これらは民間の貸し農園では常備されていることが多い)の3つが挙げられます。
- 貸し農園野菜つくりを始めてよかったこと「時間を忘れて没頭できる」「子どもと共同作業ができる」「子どもが野菜に興味を持つようになる」などです。逆に害虫「あおむしを敵対視して大嫌いになる事(笑)」も感想の一つです。
貸し農園初心者におすすめの野菜
「夏野菜」といわれるものがおすすめで、シェア畑利用者によるアンケートでも以下のように、上位は夏野菜になっています。
- 1位:トマト
- 2位:キュウリ
- 3位:ナス
- 4位:スイカ
- 5位:枝豆
- 6位:ミニトマト
以下、サトイモ、そらまめ、とうもろこし、ブロッコリー、玉ねぎ、ネギ、大根etcと続きます。
家庭菜園でも同様ですが、畑野菜つくりでも先ずは夏野菜、きゅうり、なす、トマトなどから始めて、自分で作った喜び(感動)とともに美味しくいただくのが良いでしょう。
トマト
- 収穫時期は7月から8月頃。トマトの苗を5月上旬ごろに植えて秋に収穫する
- 一番花が咲いて約50日で収穫
- 強い光が当たる場所、昼と夜の温度差のあるところが良い、日当たりと風通しの良いところ
- トマトの苗は植え付け時期のひと月前ぐらい(4月頃)に園芸店やホームセンター等で販売が開始される
- 良い苗:茎は主枝は短くてえんぴつ以上の太さで、がっちりしているもの、節間が短いもの
- トマトの苗の葉:葉に関しては、鮮やかで濃い色が理想、葉の裏に病害虫が発生していないか確認、花やつぼみがたくさんついている苗を選ぶ
キュウリ
- キュウリの苗を4月下旬から5月中旬頃に植えれば、収穫までおよそ60日ぐらい
- キュウリは暖かい気候を成長も早く生育適温は20から30℃
- キュウリの旬の時期:夏野菜なので6から9月頃が最もおいしい旬の時期
- 1株からきゅうり100本採ることも可能、たくさん収穫できる
- 支柱は、両サイドに1本ずつと上部に1本設置、全体にネットを張る(ツルがからみつきやすくするため)
- キュウリは連作障害を起こすので、地植えの場合は2から3年空けてから同じ場所に植える
- 水やり:開花が始まるまでは1週間に1から2回程(×毎日)開花から収穫までは、朝と夕方の2回、用土の表面を一旦乾かしてから水やりをする
ナス
- 耕土の深い肥沃な畑が適し、肥料を切らさないようにすると長期間多量に収穫でき、1本の株から100本以上を収穫するこも可能
- ナスはトマトなどと同じで3年から4年休みと連作障害なしに作って行くことができる
- ナスが育たない主な原因としてあげられる事は、1栽培時期があっていない、2日当たりが悪い、3気温が低い、4株間が狭い、5土壌が合っていない、6水不足、7肥料不足、8連作をしている、9害虫の被害にあっている、10病害に合っているなど。これらは、貸し農園でナスを植えて収穫していくうえで必要なポイントとなります
- 水やりの回数や頻度:土の表面が乾燥してきたタイミングで行い、又 過多な水やりは病害の原因となるので注意。果実の収穫が始まる頃になると気温も高くなり水をたくさん吸収するので、朝と夕方の2回水やり、とその頻度を増やす
貸し農園の話題・・・
連作障害とは?
貸し農園で長期にわたって畑野菜つくりをしていくうえで知っておきたい「連作障害」についてです。
連作障害とは、同一作物(同じ科の野菜)を同じ圃場で繰り返しつくり続けることによって生育不良となり、収量が落ちてしまう障害のことです。
同じ作物をつくり続けると、土壌の成分バランスが崩れるだけではなく、その作物を好む菌や病害虫の密度が高くなるため、微生物に偏りが出てその科特有の病気になりやすい・・・などが原因とされています。